ヨモギ

年末の餅つきや、お彼岸のおはぎづくりに備え、ヨモギを準備してみました。先日亡くなった母が毎年春に行っていた作業を、見よう見まねで真似てみました。


まずは春のヨモギを摘んできて、使えそうな部分を手作業で選り分けます。過去に何度か母に教わったことがあるのですが、どうも話が要領を得ず、結局、母の選別基準は分からないままになってしまいました。仕方がないので、自分の目と鼻で何となくおいしそうな部分、香りが高そうな部分をつまんで、自分なりに選り分けてみました。体感では、使えそうな部分は摘んできたものの4~5分の1くらいでしょうか。


↑写真右のボールに入ったものを使います。他はなんか固くておいしくなさそうなので、自然に還します。


使えそうな部分は、母から「タンサンで煮る」と伝え聞いていました。何のことかわからないので、周囲に訪ねて回った結果、どうやら重曹を溶かした湯で灰汁取りをするようです。試しにやってみました。湯がくと、ヨモギの緑色が鮮やかに際立ちました。




「タンサン」の袋に記載してあった通りに、冷めるまで置き、十分水洗いして絞ったものが、以下の写真です。



ボール一杯あったはずのヨモギが、大きめのコロッケくらいの大きさになりました。これを冷凍保存し、次の彼岸や年末の餅つきに備えます。


ちなみに母は、3月にはこの作業を始めていたようです。冷凍庫の奥から見つかった昨年の残りには、日付が「令5 3/12」と記載がありました。今年はちょっと出遅れたかもしれません。


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